つなげ“希”動力-伊東勉のストラグル日記。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首・葛飾区議が事件被害者のアイドルを利用して愚行を行う。こういう勢力に力を持たせてならない。変な「中立視」はやめなさい。

 …一昨日の「ネアンデルタール認定すれば差別していい」といい、昨日の香山リカさんに対する「国籍証明強要」といい。この二件だけでもカチンと来るところに「NHKから国民を守る党(以下N党)」党首の葛飾区議・立花孝志が新潟のアイドルの動画を弄り「姓行為動画」として出したあげく、その行為に批判が出るや画像を消して行動は正当化する、という行為をしています。

1)立花に使われたアイドルは、過日自宅にストーカーの訪問を受けるという被害にあったばかりで、それが同じグループメンバーの不用意な行動で為されたこと、その事件に触れた松本人志の暴言と併せ問題となっているもので、ただでさえ変な要素が入って解決に向けての空気が濁っているところにこれが入ってきました。解決の邪魔でしかありません。

2)立花はさらに批判が高まるや動画は取り下げるものの行為を開き直って正当化しています。N党はここ数年、排外・反動主義者、破戒衝動を持つ者が政治家になる際の受け皿になっていて、少なくない当選者を出してしまっています。立花の地方議会の活動を議会だよりをもとに見てみましたが、狭い視野からの活動しかなされておらず、議員の地位を利用しているだけで市民の意をくむ活動は疎か、という指摘もあります。今後擁立が予定されている候補者もこの域を出る者はいません。

3)以上の点を鑑みて、N党についてはその実態を露にして批判し、これ以上の力を持たせないこと、立花については議員から引きずり下ろす。ただし、議会内の行動でないので議会内懲罰では議席を剥奪できません。有権者のリコールまで視野に入れて圧力を叩きつけることが必要と考えます。

4)安倍政権が成立して以降、権力者に対する視線が“中立”という名前でぬるくなり、一方で権力者を監視する立場の意見を“反日本的”という名前で抑え込もうとする全体主義的な空気が社会を覆っています。N党や日本第一党といった勢力は「空気」のひとつの要素「全体が盛り上がればいじめ行為もよし」から生まれでたモノです。

 「正義のコブシ振るうやつらが怖い」なんてのはよく言われますが、それはN党や日本第一党のようないじめっこを増長させていい理由にはなりません。4月の統一地方選挙を控え、こういう勢力を選択肢の中に入れていいかどうか、考慮していただくことを願い項を終えます。