小池百合子都知事の「朝鮮人異例行事追悼文拒否」、今年もですか。関東大震災時に起きてしまった朝鮮人虐殺、その間違いを繰り返させまいと毎年追悼の行事を開き、供養と検証をしてきました。
所が、去年は明らかな異変が。小池都知事の追悼文拒否を幾何にいくつもの反動的現象が起こりました。
1)虐殺否定派の増長。
彼らは工藤美代子・加藤康男両氏による著書を元ネタとして「ほうら証拠あんだから事実」と言い立てる手法をとるが、検証の結果デマだったとされるものを証拠に利用しているのだから性質が悪い。ただ、その証明を説明するには手間かかるので分かりやすい工藤・加藤夫婦著書がウケる、という方が少なくないのが現実です。
2)慰霊・追悼行事も狂わされる
例年朝鮮人虐殺犠牲者追悼行事を行ってきた箇所に、小池氏とつながりがあるとも言われる勢力が「追悼行事」をぶつける事態も。震災の犠牲と、人為的な虐殺行為は別。「朝鮮人虐殺の追悼をさせない・忘れさせる」方向に持っていく、その布石ではないか。
3)その後全社会的に加速した対朝鮮人・韓国人への蔑視。その時期周辺に「あ、これは絶対放ってダメだ」と思って、あまりに態度酷い輩にどやしつけに行ったが、結果から言えばムダに終わりました。あげくの果てに「バカを見たのは自分だけ」に終わり、ついにはTwitterアカウントを失う基に。
最後のアカウントの件はどーでもいいですが…日本の社会活動全般に見える「現権力層の都合悪いものはなかったことにする」が横行。なかったことにしてしまえば、行動の結果も知らないから愚行を再びやらかす。戦後、伊勢湾台風やら阪神大震災やら東日本大震災やらありましたが、関東大震災の教訓があるから同じ愚行はしませんでしたね?
それを投げ棄てます?
反発し、違うと是正する力があるうちに、こーいうのは退けましょ。以上をまとめにして、項を終わります。