つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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やまゆり園事件と杉田水脈のLGBT愚弄発言。蹴られているのはLGBT当該者だけでない。俺たち全体だ。

 やまゆり園事件から2年経ちます。この事件がもたらした影響は19人の存在を断ち切っただけにあらず、その理由として障害者を個を持つ一人間として見ず、「生産性がないから殺してもいい」という思考回路を露にしたこと。この事件が起きたあとも少なくない人が加害者のこの思考回路に同調し、障害者をはじめとした社会保障受給者への攻撃を激化させているのも頭抱えながら見ています。

 そんな中で起きた杉田水脈の「LGBTは生産性がない」。しかもある動画番組では「LGBTの方々の自殺率は6倍」の紹介にすぎやまこういち中山恭子らとともに嘲笑ったシーンがありましたが、嫌悪感を越えた激しい怒りしか覚えることができませんでした。また、安倍政権を支持し、各種施策で“都合良く使える”杉田水脈を擁護する自民ネトサポは…「こんなことも擁護しなければならないのか」と思う文面叩き込んでくれてます。自殺というしんどい現実すら「せーじょーでいりゃいいだろせーじょーでいりゃ」。

 君らみたいな人が「殺す原因」なるのですがね。

 

 これはLGBTの方々だけでない。殊に杉田はこれまでもセクハラ被害やレイプ被害者や社会保障受給者に対しても激しい攻撃を加え、煽動をした。誰かが「身近な“杉田水脈”的なものをやめさせることが重要」と提案しましたが、「杉田は改心しないから」と杉田本人の抗議を薄くさせる意見。これには異を唱えるものです。改心しようがしまいが「あなたのやっていることはおかしい!」というのは叩きつけ続ける必要はあるのではないでしょうか{基本賛成}。

 色々起きうる難儀さに対して「アレハオカシイキチガイダ」で済ましてきたことを、人間社会は名前をつけて定型化し、対応してきました。しかし、その対応がめんどくさくなってきた―ここで問うてるのは「人間の弱さの発露」という部分でなく、権力者の怠慢―と無視、嘲笑、嫌悪を浴びせて対応を放棄させようとしてきている。労働法制でも「サービス残業・残業代」をなくす動きがあるけど、これも「対応の放棄」の一環。もっとはっきり言えば基本的人権をなき者にしようという行為、ですね。

 やまゆり園事件と杉田水脈の愚行は似ていますが、根本はそういう「基本的人権破壊」を行っている安倍政権の性格に行き着かざるを得ません。やまゆり〜にしても「安倍政権だからこそ挙行できた」わけですから。そういう意味で…安倍政権やめさす言うとすぐに「反安倍は〜」と投げ返されますが「原因がかの政権のスタンスにある以上そうとしか言わない」で返しておきます。

 27日には自民党本部前での抗議行動が予定されています。絶望だの諦めだの、んなの覚えていられる余裕はありません。

 「そこに我慢できない愚行がある、なら取り除くだけだ!」

 体やられてろくに動けないやつが言うのも難ですが、たたかい続けましょ。

 以上、長文失礼しました。