記述日:2月17日
「しばき隊」誤報道のが疑われるMBSの騒動もそうですが、わずか4議席に過ぎない勢力を、何をそんなに怖がっているのか。共産党や左派勢力の発言を徹底的に叩きのめそうとする傾向が、ますます強まっています。選挙で衆議院の3分の2を超える議席を得たというのに、まだ何が不安なのかと、あえて言わざるを得ません。
かつてロシアのプーチン大統領支持率が9割に達した際、その反応が「それでもまだ物足りない」「残り1割の屈服しない奴らがいることに腹が立つ」という内容だったとの報道がありました。当時は「そういう心持ちもあるのだろうが、9割も支持があるのに随分と余裕がないものだ」と思っていましたが、まさか今の日本で似たような光景を目の当たりにするとは思いもよりませんでした。
ただ、日本の場合はロシアと事情が少し異なります。
共産党に対する攻撃は、単なる与党支持層からだけではないのです。元党員や、現在の中央委員会のやり方に異議を唱える人たちの一部が、共産党攻撃に精を出しています。もっとはっきり言えば、「自分たちのスタンスが正しい」と証明するために、共産党には失敗してほしい、こけてほしいと願う人がいる。そのためなら、社会的に必要だと思われる物事すら等閑(なおざり)にし、支持を得るために敵対勢力に媚びるような真似をする。たとえば反差別運動においても、反中央の立ち位置にいる人が「差別を振りまく側の論理に立って物事を考えろ」といった行動を取ることがあります。一言で言えば、「ふざけるな」、です。
私自身、体育会系の気質があることを承知で言わせてもらえば…救援的な活動そのものは否定しません。しかし、その道に踏み出すのは、差別やヘイトをぶちかましていじめる行為をやめさせてからの話でしょう。それなしに、加害者側を甘やかすような真似をしていいはずがありません。まずは不条理な行為を止めさせてから、その後のことを語るべきです。いじめ行為で泣かされている人がいる現実を抜きにして、「いじめたくなる心境も分かってやろう」という姿勢は、到底受け入れられません。
欧州の左翼勢力が対話を通じて力を持ち直し、今回の総選挙でも田村智子委員長がそれに倣った動きを見せ始めましたが、それにも限度があるはずです。その一線は、はっきりさせておきたい。
私自身、他人の助けを借りてボロボロになりながら50年生きてきましたが、その助けられ方は決して「甘やかし一辺倒」ではありませんでした。先日の選挙中の記事でも述べた通り、必要な時には厳しい指摘も受け入れなければならない。支援という名目で大局を見誤るな、という思いでX(旧Twitter)でも時に棘のあるやり取りをしていますが、ここでもそのスタンスで対峙していく所存です。
