つなげ“希”動力-伊東勉のストラグル日記。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

生活保護バッシングの「新段階」-徳島市「賞味期限切れ」の話。

 マイノリティや収入手段が限られる障害者、高齢者に対する攻撃の苛烈さは、2025年に入りかなり進んでしまっています。度々拙稿で述べていますが、Yahoo!ニュースに人権主義的な意見が出れば、そこのコメント欄は誹謗中傷にまみれてしまっているのが現状です
 少し前に徳島市生活保護受給者に対して、賞味期限の切れた食べ物を配布したという記事がありました。いわゆるフードバンク事業の中で起きたものと思われますが、この報道に対するコメント欄には「生活保護受給者のくせに生意気だ」「もらえるだけありがたいと思え」「人間ではない」「乞食、たかり」などという言葉がつらつらと並べられています。
 これらの言葉が当事者に届かないとでも思っているのでしょうか。
​ この問題に対応する徳島市の対応もおかしく、古いものを回すのをやめればいいだけの話を「フードバンク事業そのものを打ち切った」というのですから話にならない。批判されたことをこれ幸いと、『面倒くさい生活保護受給者への補助事業をやめた』と言われても仕方のないことをしています。そしてその報道が出るや、またもやコメント欄で「自業自得」「自分で自分の首を絞めた」などと悪意の相乗効果がなされていることを苦々しく思っています
 
 ​今日は12月24日。
 これまでの私なら、IBC岩手放送ニッポン放送などで行われている「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」を引き合いに出して、「誰もが思いやれる日になればいい」と書いてきました。
 しかし、これだけ悪意ばかり見せつけられている状況で、同じ言葉を素直に書ける状態になっていません。​もちろん「そうなればいい」とは考えますが、そういう行動がイコールで「悪いこと」「弱者を甘えさせる悪いこと」と捉えられるのであれば、そういう社会を望む連中はまず停滞し、苦しみ、痛い目にあえ…と考えてしまいます。悪意をぶつけてしまうことが良いことではないのは承知の上で、あえてこの立場で語ります。
 まっとうに周囲の人と楽しめる状況にある人は楽しんでください。そこまでは私も意地悪は言いません。一応、社会の中にいる人間だということを考えれば、この立ち位置まで降りる必要はないからです。