つなげ“希”動力-伊東勉のストラグル日記。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

「障害年金削減」の報道に表れた「T4作戦再来の芽」。解決のしかたを間違えてます。

 こちらの方の記述が少なくなって申し訳ありません。気づいたところからの記述をしていくことにします。

1️⃣ 4月後半に障害年金に関する報道がありました。年金機構の人事が変わり、抑制の方向に強く力学を傾ける人が障害年金センター長になって以降、受給者拒否あるいは打ち切りが激増したという内容の記事です。

 この報道があって、私が恐れていたのは「障害年金あるいはそれの受給する障害者に対する誹謗中傷が出やしないか」というものでしたが…案の定出てきてしまいましたね。私はかろうじて就労できる状況にも身を置いているのですが、残念ながら一般的な労働者のように1日8時間働く/さらに残業をするというところまで心身が回りません。自分が任された時間なり仕事をこなすだけで疲労困憊になってしまう。心筋梗塞を起こす前はそういう風な仕事もできていた人間ですが、心臓悪くして、かねて持っていた精神疾患まで現れては…という状況です。

2️⃣ 加えて今は社会が「進みすぎている」状況でしょう。それについていける人は適時的に/恒常的に仕事ができているけど、ついていけない人間にとってはその就労の場にも立てないわけですよ。そこのところも見ないで「働けないやつは生産性がない そんな奴らに税金回すな」と。働いている人間が相応に報われる状況にないというのはそれは憂慮をすべき物事ですが、それは労働運動などの発展で「資本家と付随勢力が溜め込んでる“益”を労働者に回す」運動なしにはどーにもならない。

 富裕層が敵意を向けられたくないがために、被収奪層の内輪揉めにさせて「お前らみたいな生産性のないやつらに金回してたまるか」とされては「それは違うだろう」としか言いません。今までも何回もこういう手段はなされてきた─ナチスドイツ政権時代のT4作戦・障害者蔑視施策ですか。ナチスは一見「現役労働者に対しては“優良”に見える政策」もしてきたわけですが、一方でこういう「切り棄て」施策を取っていたわけです。

3️⃣ その危険性をわざわざ日本で再現することはないでしょうし、そういう障害年金を受けざるを得ない人が出る状況があるのならば、そこから導き出すやり口は「そーなった人のためにどういう政治・社会形成ができるか」という部分です。それを現役世代の邪魔だからとポイ棄てすればいいと言うのでは本末転倒です。

 2000年代に入ってからの収奪行為+怒りの矛先を「より低い層」にぶつけさせる政治のやり方がこういう「非・強者を殴る」方向につながった。その過ちを糺し/正しにかかることを示してこの項を終わります。