総選挙が終わって国民民主党の「社会保障を蹴り飛ばす」姿勢が話題になっていますが、この政党に限らず、日本社会全体がスパイト行動…端的に言えば「意地悪」がはびこっているのが現状。今年7月に行われた東京都知事選挙で得票の8割がそういう主張する候補者に集まったということは実例のひとつと言えるのでは。
「8割の意見の側に立つ人」はそれで満足するかと言うと、残り2割の人をぶっ叩きにかかる。意地悪な行動は自分がやられる側になれば嫌に決まっていますから、自分がその「ぶっ叩ける」位置に立とうとし続けるあまりに、「あえてその2割についている人」に、「その足場がなくなってしまえば全部俺たちの側にひざまつくだろう」と考えて潰しにかかる。それはこの選挙で示された市民・労働者・生活者に対する苛政を進めてきた自民政権に人権拡充の方向で打開していこうという動きを潰しにかかっているというのと同義です。はいそうですかってやられたくないです。
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という記述をしたのが11月7日。11月11日に続きを書いていますが、首相指名選挙の決選投票で国民、維新、れいわといった勢力が無効票を投じ、石破政権の延命に手を貸しました。「富裕層の収奪を許した裏金行為」が批判されてこの選挙結果になったはずが、その民意を嘲笑うような行動に。「“非自民への政権交代”?知ったことじゃねえよばあか」と民意に“意地悪”で対処した姿に「またもか」という思いを抱きました。
数日間の旅路で少しは精神落ち着かせてきました。新たな状況のなかで現れている醜さに対峙していきます。