入管法、とりあえず採決は止めました。「追い出す」有りき、で作られようとしている与党案、立法事実もその証言者のいい加減さで疑念が募り、入管の体質も「収容者の人権はどうなってもいい」が『酒酔診療』『逆効果の投薬』に結びついていることを再認識。これで通した日には、どれだけの人が死地に追いやられるか。
大阪の府/市議会。維新優位に物事が運ぶ社会下で、府議会でもやられた「ゲリマンダー手法」込みの定数削減。自身が当選できる手法を維持し、それ以外が入り込めない(定数+1に着けない人には投票意欲が減退する)システムにしといて「同じルールだから」は片腹痛い。
さて、このご意見に「野党の/反対者の/左翼の反対が正解」とし、そこを起点として駄弁語る者の存在にピリピリさせられています。彼らの語り口は、終始「“劣っているあいつら”の全否定と“素晴らしい立ち位置にいる俺様”の溺愛」。入管法でいえば、日本に生活の礎があるのに掛け違いやら不備やら人間が起こしてしまうミスですべてを剥奪される危険性のある対象者、大阪議会でいえば、多数ではないにしろそこに存在している“意思”…それらを「普通の日本人である俺のジャマ者」として扱い、排除 ではないな。踏みにじって駆除しようとする。
まるでそうすれば、自分が報われる、と思いこんで。
支配層・権力者サイドが、自身の収奪的支配を確立するために「踏まれる側の中により踏みにじれる存在」をつくることはよくあることで、それを踏むことで支配されて難儀している現況からのカタルシスを得る、と。
踏まれる側の立場も考えなさいな。「俺は勝ち組にいる」と威張る前に。そこら辺で「蹴られたら一発で“二級市民”に追いやられる」やり口に勘弁できませんで、入管法与党案には反対するし、維新のゲリマンダーにも抵抗します。おつきあいいただきましてありがとうございました。