社会の右傾化というのは、右派と呼ばれる人、中立を標榜している人だけに影響が来るわけではありません。左翼と呼ばれる人に対しても影響は出ます。
最近、左翼的・反政権的な考え方を持つ人が「近隣外国人が嫌い」とか述べたり、社会的弱者を叩きに行ったりする人がいたりする様子を目に。
これも社会の右傾化が招いた一つの現象、というやつですか。
社会全体がある方向に強烈に引きずられて、上記に書いた事象が起こる。「世の中の“主流”に交わらないと存在さえ認めてもらえない」から迎合的な態度をとる。あるいは「世の中の大多数から弾かれるのが怖い」、と。そういう心境があるという存在だけは認識しますが、それに慣れてしまうと次に待っているのは「取り残された人達への虐殺」でしかありません。
「広い支持を得るためにラインを下げるべき」という意見ががあるのは承知しますが、それでも譲ってはならない線はあるはずです。そのことを認識しての行動を、と思います。