自公政権は既に強者として持ちうる権力はほぼ掌握し、あとは「憲法が保障する“権力者だろうが身勝手できない”部分」をもぎ取ろうとしている。遮二無二改憲を目指すのはそれが故でしょう。護憲側は「身勝手できない」箇所を保持して、改憲を使って苛政行おうとする勢力を打ち払うしかないですが、正直削られているのが現状です。「(支持を)少しでも幅広く取り入れたい」心境はわからないではありませんが、原状その手段をとることは「自公維勢力に取り込まれる」ことにしかなりません。
「削り」にかかっているのは権威主義的な自公維勢力支持者。既に得ている力にもたれかかっているせいか、その手法はいじめっこというか「いたぶる」ものになっています。どう考えてもあり得ないことを振り、その結果相手がどう出ようとそのすべてを否定する。服従すら否定する。とにかく「反対者」を壊す。ぶっ壊す。
別な方が「正反対のことを同時に述べて思考をぶっ壊す『ダブルバインド』」と、指摘している“人間の壊し方”。権力にもたれかかり利をむさぼる輩から生きやすい社会を取り戻すたたかいは、こういうやり口が大手を振るう社会を変えることからはじまる、というのを指摘して項を終わります。