日本共産党の党大会が終わり、野党共闘、中国の覇権主義に対するスタンスが注目されましたが、実はもうひとつ、大きい取り組みとして頑張んべとして提示したのがジェンダーについての物事。かつてのある部門に対する厳しい見方を「謝り」と見直し、各所にいる人の人権を充実させること…と言うは簡単ですが、行うにはこれまでの社会で積み重ねられた分厚い「癖(へき)」を越えていくことが必要になります。
これまでの「男尊女卑をもとにした家父長制」、あるいはその影響で、男性が比較強者に立ってきた社会、長年の取り組みで改善は図られてきましたが、個々人を尊重する社会を、という意味ではまだまだ遠いのが実情です。
【毎度お馴染み!伊東式図表表現】※大体のイメージとしてとらえてください。
・権利の進み具合、昔
男→◆◆◆◆◆◆◆◆
女→◆◆◆
↓↓↓↓↓
・権利の進み具合、いま
男→◆◆◆◆◆◆◆◆◇
女→◆◆◆◇◇◇◇
まだ「平等」と言えないものもありますが、ある種の思考を持つ人は“低位”に見ていた女性の権利伸長を恐く思う人がいる。
・イメージとして(上図表の変化した◇部分に着目)
男→◇
女→◇◇◇◇
「俺たち男は“良くなってない”のに、女は良くなっている」、と思い、酷いと拗らせる人もいるんですね。で、敵意を人権拡充のためにたたかってきた人に向ける。私の近くにいるジェンダー運動者は「一方だけ優位になればいい」てな人ではありませんが、誤解はまだまだ多いです。
社会変革の場を議会の場だけでない取り組みでなそう、という共産党の提起は結構ありまして、「保守二大政党」論が幅を利かそうとした時代には、それに踏み潰されない場を残そうという取り組みがなされたこともありました。いまや保守云々ではなく「そもそもデタラメ」な行為を止めるために野党+市民協力で政権を奪還する。それにむけて歩き続けていきます。
おつきあいいただきありがとうございました。