働くやつなぞいくらでも持ってくることができる。給料払ってやっているだけ感謝しろ―とでも言いたげな労働環境・行政に、それを圧し進める経団連とツーカーの安倍政権。統計ごまかしてまで良いように見せてたけど、それも思うようにできなくなって様々な「負の蓄積」が吹き出してきました。職場に人が定着しないから、仕事の遂行能力も落ちる。一部のテレビに出るような人を引っ張って「大丈夫だ日本はすごい」語って糊塗しようとしてもだめ。たかが数年の単位で人がキロキロ変わるような状態で経験が蓄積できると思いますか。
仕事なめんな。
近日の新聞読んでいたら静岡県島田市で非正規・臨時職員を「業務委託」で外部に放り投げようとした、という話を目にしました。非営利だども、やることは各々の市民生活の根幹を成すことが多いのが公務ですが、その業務を執行できる体制を壊しにかかるとは、呆れましたわ。さすがにどこの勢力も賛成せず全会一致で否決。安かろう…も大概にしろよ、と思った一幕でした。
派手な行為は目を引くこともあっていいのでしょうが、目立たなくて地味な行動をすることの方が圧倒的に多いのです。そこを見ないで「期間職員でさえ生ぬるい!委託にしてもっともーっと安上がりぃ」なんてふざけたことされると困る。そして「野党が困れば僕は幸せ」と賛同に走る方々には一呼吸おくことをお勧めします。
私ゃ財テクやら何やら「金が金を生む」行為には懐疑的な感情しか持っていません。長所を説くのは得意な人がやればいい。ただ、実業おろそかにすることは絶対×。労働者に「業務に向かえる環境」つくらないでましな仕事・業務ができると思うな、と強く警告して項を終わります。