昨日の統一地方選投開票について触れている記事の中で思うこと二つ。
ひとつ。「与党に対する(選挙結果として有効な)対抗勢力が与党内の対抗勢力」というもの。社会主義的な施策をとる勢力を日本社会から排除したいと思う人等が「現在の野党を排除して同与党のみで政治を」等というご意見は幾度となく述べていたのを目にしていますが、とうとうそれが実践に移されているか、と思うと頭抱えるものがあります。
ふたつ。昨日の記事でも少し触れましたが、これだけ「野党」あるいは「現在の多数派に従わない勢力」に対するネガティブキャンペーン張られている中で、ある程度の力は維持できた。こうなると更にムキになってゲリマンダー的選挙区再編図ってくるのでしょうが、いずれにせよ「多数にひれ伏せよ」という言説を蹴飛ばして、「自分等は〜〜したいからたたかっている」という姿勢を見せたから、力を維持できた、というのは見ておきたいところです。
結果を利用して、「ほうら君らの言うことは受け入れられていたかないんだぷう。世の中に受け入れられたければ今の多数派にひざまつくんだぷう」などと語られるお方もおられますが、所詮は「黙らせる」「萎縮させる」行為でしかありません。あつかましくいきましょう。