こんにちは。今日は25日投開票された故郷・大船渡市長選挙について触れていきます。
まず…戸田公明氏ならびに藤原良信氏に関する政治的動向※については一切認識していませんでした。震災復興を主とした市井発の要求実現の行動は強く意識していましたが、地元にいないものでそこら辺の機知にはすっかり疎くなっていました。
※戸田氏は前回国政与党の力を得て再選するも関係悪化、藤原氏は自由党とのつながりがあったが「政策実現力」を理由に自民に移籍−26日岩手日報記事より
加えて、この間病気で臥せていて、自分自身が生活するのでやっとこさだったので“事情”は一切知りません。その上でひとつ、語らせていただければ、「社会の中で強力に利かせるのは『市井からのボトムアップ』か、『権力強者によるトップダウン』か」。性格が異なりますが、最近の国会法案審議で目立っているのが「現場を無視したトップダウン」。各々の審議の中で耳にするのが「俺たちには何も計られていない」という現場の声。「関係機関の“トップ”さえ手懐けておけば、現場にいるやつは知ったことではない」というのとあわさった合併症で「一部の思惑のみが活きる状態」を法律を使って為そうとしています。最近は一事が万事、こんなんばかりで難儀しますが…。
あの東日本大震災からも7年半経ちますが、そっからの復興の進め方でも見えてくるものがあります。あまりに強制力のみを利かせ過ぎて様々な分断をつくりだした、という自治体もあります。「意をまとめて下ろす機能」は必要なものでありますが、それはあくまでも「意を吸い上げる機能」と対になって行われるべきもので、それがない「トップダウン有りき」は、ただの市井社会の独裁・圧殺に過ぎないでしょ。
今回の選挙で野党勢力が2つ、旗幟を鮮明にし、戸田氏を推しました。その要因は「市井からの発意を受け止める余地があるか」どうかを見て決めたのかな、と。接戦になったのは震災復興と現状に対する不満の声。それ踏まえて、社会活動しっかりせなあかんな、と締め直すことにします。
おつきあいありがとうございました。