つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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安田純平氏の帰国と否定的反応。「日本国に迷惑かけるな」なる事大主義にとらわれて石を投げつける様子に唯々諾々とは従えない理由。

 映画「相棒」の第一作を見終わったときの感覚は忘れられない。単純に「いい映画でした感動しました」などという甘ったれた感想を許さない現実を見せつけられて。何か為そうと行動していた人を邪魔した側ではなく、その被害者に対して石つぶてがこれでもか、とぶつけられた事象が話のキー。それは映画の中だけの話ではない。現実にもあった。

 その「現実にもあった」ことが、今また起きている。約3年人質になっていた安田純平氏の帰国。安堵される方もいる一方で、やっぱり起きてしまったバッシング。自分自身のゆるくなさ、大変さは10数年前から酷くなっているから、その攻撃度合いはますます苛烈になっている。

 過日の新聞で、辻大介氏の面白い視点の記事を見た。辻氏の記事を見て認識したのは…四角く言えば『国家主義』、身近に直せば「長いものに巻かれろ」という考えを主とする方は、自分より少数派の人に対して「足を引っ張るな、多数派に倣え」とどやしつける事大主義に出る人の声がでかいこと、ですか。それが結果として少数派の人を踏みつける結果になっている。この安田純平氏に関わる一件もそういう様相になってます。

 少数派、というよりは非強者の位置にいる私にとっては、ぶちかまされる攻撃性を他人事と思えず、かつ「黙っていたら嵩にかかる。気づかせなければ再び繰り返す。ならばカウンターできる条件ある人が、投げつけられた石つぶてを叩き落として投げ返さなければならない」と、考え行動してきました。

 「長いものに巻かれるのは人間が持つ習性だからしかたない」―知ったふうな口で述べるのはご自由ですが、そればんでは生きていけないと、ある者はジャーナリストとして実情を見て、ある者はそれを基に社会に「修正」を働きかけ、不条理さも持つ現実を変えようとする。「今に安住したいから余計なことすんな」とその行動を批判する方もいます(表現を抑えています)が、「痛覚神経なくなったら病気気づかないで酷い目遭いますよ」と。それを締めにして今日の記述終わります。