つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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富裕層側にいる人間による「大衆侮蔑」。あなた方も支配者にした覚えありませんがね。

※今回記事は、ブログでは3月17日分の記事として記述します。実際に17日に書いたツイートの記事は「県北紀行」「震災のつどい報告」の記事を改めて記す中で昇華して記載します。

 今日は。春麗らかな季節なりまして、動きやすい季節になりましたね。花粉までもが動いているのはしんどいですがそれは仕方ないとして泣。今日は「震災7年のつどい」参加に野田村に向かいました。また、県北に行く機会はあまり作れないので、15年の台風10号被害を受けた岩泉町の安家地区を通るルートを使いましたが、ショートカットと考えていた箇所が冬季通行止めで、とんでもない大回りに。笑うしかないですね。ついで久慈商高(いまは久慈東高)グラウンドを見てきました。

◇その辺りの記述は文頭で記した通り後刻に回しまして、ここでは「富裕層の暴言とそれを許す土壌」をテーマに記述を進めます。

 過日、某アパレル販売サイトに関わる役員氏の暴言癖が話題になりました。その役員氏の暴言は私もよく目にし、都度都度気分悪い思いをしていましたが、その中で「金を稼ぎたければ保険に入って自殺しろ」、と。役員氏の発言には看過できないのが多いですが、その中でも特大クラスです。キーワードは「団体加入生命保険」。

 一昔前に、会社が同保険を目立たないようにかけ、社員が死亡した際にはその支払金を全額受けとる。少し考えれば、これを悪用したらどうなるかお分かりになるでしょう。

 死人が出ても構わない働かせ方をし、死ねば保険金が入ってくる。そうでなくても一度棄てたら取り返しつかない生命をたかが会社の利潤のために投げ棄てさせる。これを是とする社会がまともかよ、という話です。

 所が、議論進めるとあぺとぺに持っていく人もいまして。いわく「役員氏は“努力した結果金をもうけることができた”。一方で役員氏を批判する人は“怠惰で怠け者”だ。役員氏を貶める資格はない(以下長々々と説教タイム)」と。

 この手の擁護はよう聞きますね。突っ込みどころ?いくつでもありますよ。

 まず、役員氏がいまの地位を得るために経てきたインフラは「君だけの力」でつくられたのか。多くの人の税金が投じられていることは少なくない人が述べられていますが、加えて言えば商売人の場合は「消費者の購買力の力」もないと。それ考えたら無暗に虚仮にするな。

 さて、この言説が嫌になると、次に出てくるのが「モウイイソレダッタラオレタチ金持ダケデ自治体ツクレバイイ」と逆ギレする。最近は強力にね、それ語り、中には実行に移す人もいる。「コレダッタラモンクネエダロ」と。

 なにか抜けてませんかね。

 この部分に関する論だてを深くしたときはありませんが、本格的にやりはじめると週末戦争的な光景になりませんかね、と考えますがいかがでしょうか。この場合、圧倒的多数の人が「非富裕層」の側に位置されます。そのような空気になったら「僕はあなた方富裕層の僕です」乞いても無駄です。

 憲法にせよ法律にせよ、目的は…極端に持っていって非従者を叩きのめす性質のものにしない、社会は個々の人権尊重するなかで全体の英知集めて維持・発展する。強者の横暴は社会を簡単に壊すものだから、特に厳しく見られるのではないか、とみます。

 いまは、安倍政権が自らの支配を確かにするため富裕層に媚を売っていますからね。自分の目的のためなら、市民の日々の暮らしは眼中にない。私はそのスタンスをとる安倍政権に怒るが、逆に自分がその位置に居たいとする者も。支持する人の土壌はその気持ちでしょうか。むやみやたらには突っかかって対峙する必要はありませんが、「それをも目障り」とし、命脈を断ち切りに来るのであれば、生きるためにあがくのは当然。まして自分達に苦難押っつけて自身だけ旨味を吸うのを「努力したから」で正当化するなと述べます。

 どこまで役員氏の発言に対する不満と怒りを書けたかは不安ありますが、参考のひとつになれば幸いです。お付き合いいただきありがとうございました。

PS)愚行に対する対処の呼びかけは多々あります。いわば言論の自主修復機能。

 しかし、有力発言者が、批判意見に対する反論の代わりにフォロワーに晒して「襲撃」を暗に示すのは如何なものか。それこそ「リンチの煽動」違いません?