つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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東日本大震災から8年。被災者に目は行き届いているか。【至・7/21参院選】

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2011年4月の大船渡市。ここから8年経ちましたが…。


 東日本大震災から8年4ヶ月を経ての参院選です。街まるごとぶっ壊す大災害からの復興は…建物などハード面はそれがなされつつもありますが、暮らし向きはどうかといえば「そこも大丈夫です」とは言い難いものがあります。たしかに現地で生きる人を見れば「何だかんだ言っても仕方ないからある中で懸命に生きるしかない」のはその通りの話です。個々人の意欲は尊重し、それを見守り、伸ばすことは大事です。

 ただ、個々人どう頑張ろうと、その個々人が生きる土壌…言い替えれば社会が壊れていたのではどうしようもありません。社会全体が狂えば、個々人の頑張りは簡単に壊してしまえる。個人の給与が上がっても、税支出が増やされたり、物価が上がったりすればあっという間に生活がしんどくなる。震災からの復興にしても影響はあるわけで、幾度「復興事業の入札が成り立たない」てな報道、されましたか。消費税や、世界的スポーツイベントへの人材資材投入で「被災地まで回ってこない」てな声、何度聞きましたか。

 10年代は夏場の豪雨災害が毎年のように起きてきました。地震にしても東日本以外にも熊本や胆振震度7があり、水害では広島で約80人、昨年は岡山などで約200人が犠牲に。昔の時代からは対策も進歩しましたが、それでも自然の驚異からは逃れられない、厳しい現実があります。

 法整備も進みましたが、それは役に立っているのか。ある災害では法適用させてもらえず、時間切れで対策をやめざるを得なかったケースもありました。岩手県は被災当事者と意を受けた政党の協力で県での対応を続行させてきましたが、その視点を持たない&諦めた箇所では安倍政権勢力言いなりに対応策をやめていたりもしています。

 実情を見て行動してきた勢力と、見栄えと権力者だけ見て見殺しも良しとする、どちらに力持ってほしいか。岩手では前者の立ち位置で頑張る人が野党統一候補に集まって「優しい政治を」とたたかっています。私が政治に関わるようになったのも「揺るぐない人をどうにかしたい」が一歩目でした。「戦略的投票」もいいのでしょうが、安倍政権を倒し、苛政を改める根底・理由を見失わずに歩いていきます。

 おつきあいいただきありがとうございました。あと一日、二日頑張りましょう。