つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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足立康史の「共産党の破防法対象団体」発言。共産党の模索・苦労も、公安調査庁の身勝手も知らず、卑怯ゲス上等で安倍政権以外の存在を許さない社会づくり進める輩こそ嫌悪する。

 維新の足立康史が国会で「共産党破防法対象」といい、野党共闘の分断を図りに来ましたか。そして、例によってアンチ野党、アンチ左翼がそれにくっついて声高に叫ぶ、と。維新の他議員・候補者までその輪に加わって。

 そうか、そんなに「自民党の息がかからない勢力」の存在が邪魔か。足立の浅はかさには頭に来るが、元々こんな攻撃はずーっと食らい続けてきました。

1)共産党について

 革命言えば武力という思考回路が幅を利かせ、機械的に日本に持ち込ませようとするソ連、中国の外国勢力や、それを唯々諾々と受け入れようとしていた者もあり。しかし日本には議会もあるし、それまでの他国の経験が犠牲をつくっている様子も見てそーいう実力革命路線はとらず、議会などで多数を得、その活動を通じて社会を変えていく「多数者革命」スタンスを構築。その過程の中で実力革命を思考していた方は日本共産党から出ていって、結局は市民からそっぽ向かれることになりましたね。

 ここまで示した経過のなかで「共産党の正規の方針でない分派がとった愚行」をもって、日本共産党全体が破防法対象にされること自体が不当としか思いません。

2)公安調査庁について

 共産党を貶め、破壊したいと思っている方々が「ほうら公安調査庁の発表物にこんな記載があるよおお」と言って、顔面にうらうらと押しつけるがごとくの言動を発していますが「だから何?公安調査庁の側の言い分でしょ。その見解はあたらない」としか思いません。

 さらに言いますと、いまや公安調査庁の調査対象は「社会にある物事全体」。96年正月でしたか、そのことが露になった記事を見て嗤いしか起きませんでした。ん十年共産党見張っても工作しても「証拠なし」。不要論も出るなかで生き残りのために対象を拡大した、と。そんなふうにしてからも20年、共産党破防法適用させて壊滅に持っていく“材料”は見つからず。金の無駄遣いもそろそろいい加減に。

3)足立や鈴木貴子ら「利用者」の愚かさ

 「共産党破防法対象団体」と言い募る連中は、それまでの社会変革活動にあった悪弊を越えようと取り組んだひとつの取り組みを見ず、その過程の中で起きた出来事を都合よくつまんで「共産党が」とネガティブキャンペーンを張る。くだらないとしか思いません。足立は元々「卑怯・ゲス上等」の■■■■者ですし、鈴木貴子も「ムネオハウス」問題で父・宗男を失脚させた共産党を嫌い、民主党から自民党に移籍する際の手土産としてああいう質問主意書を出した。足立や鈴木貴子の自慰行為のためにひとつの勢力の存在を茶化されるいわれはありません。怒るのも当たり前と知れ。

4)まとめ

 安倍政権ができて6年になりますが、この政権および後援勢力が果たしたい「大日本帝国回顧の体制」には届いていません。力ずくでそれをしようにも踏み出せない「反撃する力」はまだ残っています。無理矢理倒しても以降内乱で殺される可能性、てのを完全になくしたい=「反安倍勢力」をなくしたい、と考え、日本を「この道しかない」に追いこむためには一斉地方選挙、参院選を使って「逆らう者を根こそぎ潰したい」と考えるんでしょうね。今回の足立質疑はその一歩目。

 共産党など、現在の「反安倍」野党がいなくなっても、いまの民主主義や社会保障制度などが守られると思ったら間違い。「御国のために市民は使い潰されろ」という思考回路は帝国時代もいまも変わりありません。そんなわけで、足立が何言おうが足止めることはしませんで。以上述べて失礼します。長文おつきあいいただきありがとうございました。