つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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「誰でもできる仕事」論議にある仕事に対する軽視あるいは蔑視。それができなくなった者からひとこと。

 ZOZO重役の田端氏による左翼叩き、更にそれに乗せられた方による加重的な意思表示の積み重ねで「左翼的な意見」というだけで軽視または蔑視的な意見が幅を利かす。その範囲が拡がっているのは不愉快です。最近、この枠組みで話かたりされているのが「誰でもできる仕事」。「誰でもできるから低待遇でいい」てのと「誰かが就かなければそれはできないから待遇改善も図るべき」というのが対立点。私自身は後者の意見に立ちますが、それ以前に「仕事に就けるだけ選択肢があって羨ましい」と思っています。

 元々心臓などを病んでいるのに加え、精神的にもビリビリしやすい状況で、一般的会社の就労に耐えられません。いま働いている箇所は事情を知っていて、それなりの対応が可能がゆえに対処が利きますが、一般的会社のシステムには対処不可、てなわけで、生きる選択肢は他の同年代の方より非常に狭いわけです。そんなものだから「仕事できるだけでもいい」し「そのバックアップしよう(社会活動・これは「できること」の内)」と考えるように。

 それだけに「誰でもできるから」と労働条件を低くしたり、軽視したり、ましてや蔑視する人には障るものがあります。私が生涯で二番目に長く仕事をしたのはコンビニ店員(96〜09年)ですが、実は始める前は甘く見ていたんですよ。それこそ「レジに立ってりゃ誰でもできる」と。

 まあ、甘かった。

 覚えるまでに時間かかるやつがそんなんで入ったもんだから、慣れるまでには時間かかりました。2店舗で働きましたが、両方とも私の事情だの気質分かっている方が雇主だったので気を遣っていただいてましたが、端から見れば「伊東君でなければクビにしている」程の状態だったようです。ほんだから、仕事軽く見る方には「冗談じゃないぞ」と思うものです。

 仕事が「誰でもできる」ようになったのも、先人の創意工夫などがあったからですし、業務に入ってしまえば「へへん簡単だろ」なんて言えない状況もあります。そこらへんぶっこ抜いて労働を軽んじる方にはきつい目線しかくれてやるものはないですよ、と申し上げるものです。

 おつきあいいただきありがとうございました。