つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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実力行使を選択しない理由。力を持たない者が「敵の優位点」で闘えば惨殺されるだけ。ピタッと意に合うエンゲルスの一文紹介と兼ねて。

 Twitterコアリンクメンバーのタイムラインをざーっと眺めていて「あ」っと思う一文を見かけました。とりあえず文章を貼っておきます。

 『彼ら(ストライキ労働者)が暴力に訴えていれば、武器を持たない彼らは皆殺しにされ、数日の内に鉱山主の勝利は確定していたであろう。彼らが法律を守ったのは警官の棍棒を恐れたためでなく、熟慮したためであり、労働者の知性と自制心の最善の証明であった(エンゲルス・イギリスにおける労働者階級の状態より)』

 安倍政権支持者やアンチ野党・左翼の方々から毎日毎日山のくらい投げつけられる石つぶてのようなリプライ。安倍政権の6年にわたる愚行もですが、この方々も同じ期間思考回路が固められ、労働関係、水道関係さえも「与党出した案も酷かったが野党が愚かだから与党に賛同する」…いや、もっとハッキリ言うか。

 「野党の反対が正解だ」、と。

 いやあ、ここまで嫌われれば上等です。ある程度の素性さらしているので、意見以前のいじめっこ以外には気を使った記述をしてきましたが、いつまで神経持ってくれるか。俺は持たせますが。短気短足半細胞が私の異名で、キレやすい人間でもありますが、それでも「先制攻撃」が厳禁なのは深く認識しています。

 頭の中では煮えくり返って相当な敵意は持ちます(この表現で止めさせてください)。しかし、それを実行したらどーなるか、ちくちくとたどれば「壊される」のがオチ。安倍政権は反対者潰したいし、支持する人はその意をくむ、アンチ野党・左翼の方も「対象物」は同じ。加えて同調圧力の高さ、これまでつくられた共謀罪や秘密保護法などの弾圧法の存在―これに暴力で相対すれば『潰される』。存在を失えば、回復は十年単位の時間が必要、いや回復できない危険性も…と一通り考えて、頭を(半ば無理矢理)クールダウンさせています。

 安倍支持・アンチ左翼が矢継ぎ早にガンガンガンガン「障る」もの投げつけているのは、無数に石を投げつけた対象者のうち、一人でも「やらかして」くれれば、芋づる的に無力化することができる。もはや自分支持じゃない勢力の存在は認める気ないでしょうから。認めているのだったら過日の国会でなめた真似しない。

 以上の理屈で実力行使を前面にする方とは意を別にするものですが、安倍政権およびその支持勢力は「反対意見を言わせない、貶める」というスタイルで保身を図っているのも事実。その中毒に嵌まっているから、彼らで自浄するのは無理。そして完封するような行為に出るのであれば、そのうっ積は暴発する形で現れ、日本社会を木っ端微塵にするでしょう。それ述べてひとまず終わりにします。