働き方改革の成立強行、更にグロテスクなまでに膨れ上がる内部留保。「名目」はあるのでしょうが、その実は労働者からの収奪でしかありません。到底納得し得ないものですが、納得するために尚対立者を蹴りつける行為をする人も。
内部留保の部分の議論を眺めていたら、賃上げ…いや、労働者への給与支払いそのものにまで攻撃加える人も。曰く「給料は成果報酬が基本」。うん、その考えでいくと、成果出るまでタダ働きか。その間どうやって生きてるの?資本家側がより手広く稼ぎたいから他者の力を借りてるのでしょうが。時間やら存在使っといて、その分の支払いは「成果出たらね」はデタラメと違うか。
内部留保のグロテスクさについて指摘した小池晃議員の話が報じられてから、アンチ左翼・安倍政権擁護の立場から「企業から収奪するな」なんて声も。「企業は自分等の味方だ」はご随意にと思うが、ここまで来ると怖さも感じる。気を遣う対象が違わないか、と。
まだ労基法が生きて、憲法が生きてでさえこのような意見が力を持っている社会。更に壊されたら?水道民営化論でも既に「民営化されてもみんなそうだったら無茶はしない」などと不気味な意見が聞こえる。「大丈夫バイアス」などと切って棄てる行為はしたくないが、だったら不安の声を払拭しろよ、と。払拭しきれないのなら諦めろ述べて項を終えます。