つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ

です。 ランキング参加しています。 にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
人気ブログランキング

2017社会活動−「破壊工作」から市民と野党共闘の立ち位置を守り抜く−可能性を積み上げて逆転へ。

 1年を振り返る特集を4回に分けてお送りしていますが、第三段は社会活動を記していきます。

 年々、収奪の酷さが増している安倍政権。今年は共謀罪の可決まで持っていかれ、“もりかけ”象徴に日本社会の私物化が進行。そもそもの話として、自民党政権は基本、経済界に支えられ、アメリカの覇権主義者を後ろだてにしています。税金の集め方、使い道が市民に厳しく、大企業に甘い(低賃金労働者の増加と企業内部留保のグロテスクなまでの拡大)が一例でしょうか。様々な「単純に計れる指標」を打ち出し、それを以て「成果だ」と威張る安倍政権ですが、実際の社会の中見てみれば、マシになっていない、むしろ堕とされている部類もあります。「枠内に入りきれない」者には厳しい社会です。

 元々そういう「収奪主義者」の意を受けて成り立っている政権。ならばそれを補正する方向で在野から対峙していく、という立場から社会問題に相対してきました。

 相対し続けてきましたが、簡単じゃあないですね。力任せの度合いが…。少しでも“抜く”と、思いを保つことができなくなる。持っている権力の差だけ考えると、絶望感に囚われたりもしますよ。都度都度ネジ巻き直して行動し続けていますが。10月の総選挙のときに前原代表がこの間積み上げた共闘の枠組み壊したときは真っ青になりました。社会活動に加わって20うん年になりますが、これほど激しい乱気流は経験したことがありません。このままだと「最後の砦」になるのか、と思いましたが、諦めるわけにいきませんよね。追究は続き、最初は共産−社民、更に前原小池百路線を拒否した面々が続きました。

 斯くして、命脈を保った「市民野党共闘」。最推薦の日本共産党が煽りを食い、後退の憂き目にあったのが非常に悔しいですが、それでも乱高下激しい状況変化の中で「議席総与党化」を防げたのばかりが何よりでした(失った議席が大きいですけどね…)。

 あれだけの議席数を持っているわりには、何に恐れているのか、異なる立場の存在を過剰に怖がっている節が見えるのです。そうでなければ審議の仕組みをぶっ飛ばした「質問時間を議席数に応じて」なんて言えない。用心はしつつも活路拓きましょ。個々の施策では安倍政権・支持勢力の支持率は劣る―しかし“親分”に学んだのか、最近は各々の持ち位置でも「強者のワガママ」が通用させられる局面もあります。こんまま行ったら、角生やしすぎて自分に突き刺さる逸話のごとく社会が自爆する。防ぐには角削る必要あり。今の社会の流れは速く、かつ“実力”に応じてその量も多いのも実情でしょう。それを逆転しようというなら、ひとつひとつの機会をとらえて「丁寧に起こして回る」しかないわけで。新たな取り組みも模索されているので、それを為すことで、芽をつかんでいきたい。

 私自身が味わった貧困なり心身の不調。故に降りかかる生き辛さを他人に味合わせたくないとはじめた社会活動も20うん年、よく放り出されずに続いたものです。心臓止まらなきゃ歩ける、黙れの圧力には屈しないで生き続けることを述べて項を終わります。