つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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“最低限の支え”に対する攻撃(1)〜学校統廃合基準緩和による児童生徒の負担増。

 26日、27日にかけて立て続けに襲ってきた社会保障や生活の底辺を支える仕組みに対しての攻撃が報じられました。それぞれに対しての反撃もありますが、一方で服従を求めるような言質もあったりします。「この道」歩んでいるのは貧困の苦しみを知るが故、ということでそれぞれに仕掛けられた攻撃に相対します。

 まずは「学校統廃合基準緩和による促進」から。基準を「徒歩で数十分」から「公共交通機関など使って1時間」の大改悪が。「統廃合で首にする教師」あまりものやり方に疑問の声も出ていますが、下記のような意見で賛同する方もいるようです。

▼何でもかんでも公立校化させて税金無駄遣いですか。新設を認めず徹底的な学校の統廃合を実施するべき

▼ネット通信授業を増やして、教師は基本、それを観た児童がわからない質問に答えたり補則という形態に変えていく方が良い。朝の通学時間も弾力性をもたせて、午前10時までは自主学習とかがいいのではないろうか。そのことが教員の数を減らし学校の統廃合になる。

▼さすが安倍政権。素晴らしいぞ!すべて効率。学校があることでかろうじ存在している村や町があるが、過疎の町を潰して予算を浮かせればなお良し!

▼過疎地に暮らして子供をもうけておいて、小中学校の統廃合促進をすると「子どもの人権侵害だ」という方。あなた方が家族丸ごと都市部に引っ越しするなり、子どもを下宿させれば良いだけの話じゃないですか。超・小規模学校だと顔合わせが何年も同じだから社会性が育ちにくいという意見もあるし。

 ここで出てきたのは「効率性」。税金の効率…直接には教育費の、更に言えば「コンパクトシティ政策=過疎地の放棄への誘導」。過疎地にすむこと自体を批判する意見もありましたが、身勝手な統治者目線が過ぎて個々人の事情なんぞくそ食らえになってないか、という感想を持ちました。

 「機械的に運用すれば300億円支出減らせる」等言いますが、高校の統廃合すら、地域によっては進学に支障来す事態になっているにも関わらず、小学、中学と義務教育段階においても「学校に通わす」だけで負荷をかけなければならない状況に追いやるのはいったい何なんだか、という思いを持ちます。