つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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専任的一本化強要論者の語る「共闘」、実績加味しての「最悪のシナリオ」を書いてみた。

 今日から始まった国会。久しぶりに20人代の議員団を擁し、全委員会に議員を置けるように(「共産党が質疑できない」議案はないことに)。激戦の疲れから志位さんと塩川さんがインフルエンザでダウンという波乱のスタートになりました。
 この30何人と並んだ議員団の写真を見るたびに「一本化強要論者のやり方で行おうとする“共闘”では自らの代表を出せたか。充実感(と更なる高み目指す責任感」は持てたか、という思いを持ちます。

 もともとからあった「共産党が出なきゃ〜が勝てた」論。昔は「社民公民路線」てのがありまして、そこから自民党離脱組が合わさり細川内閣が。以降、野党も革新勢力が非主流になり、共産党が踏ん張らなければ国会で議論出せないことも多々。細川政権崩壊からの政党過渡期を経て産まれた03年民主党。この党の成立後から「一本化」が激しく言われるようになりました。政党の側からは言わず、周辺の運動家が煽り、応じない勢力に罵倒投げつけ引き剥がしにも使えたので、渡りに船というかツーカーというか…利用されてきました。ただ、共産党もやられはなしではいずに、亀の子よろしく必死に防戦につとめ、決定的な後退は防いできました。

 さて、これが「独自の立場をとるキョフサムトウ(例示とはいえ共産党の名前を使いたくない)が一方的に選挙協力に応じてくれた」としましょう。
 まず選挙区。今回の共闘は「鼻をつまんで息止めて吐き気を催して精神崩壊起こしても“勝てる候補”に」というのがテーマでした。そしてその候補者には「中庸的な候補者」。これが主題にされると、共産党などの優先順位は下にさせられてしまいます。実際小選挙区で勝負できる箇所はまだ多くないのは事実だから。しかしたって闘わないことにはその力をつけにいくこともできません。供託金返還区の3倍化。一本化〜にしてみれば「たかが」でしょうが、そのステップ踏んで「次は“狙う”」てな場所もいくつか見えました(京都1、東京12、大阪3、大阪4、大阪5など)。
 しかし今回の一本化強要論のやり方ではずっと“馬の足”。意に沿わない者への運動吸合は、そこに集めさせられた勢力の意気低下を招きます。反組合の維新と組まされた民主の支持団体が「動かなかった」のはひとつの証左ではないでしょうか。まして共産党では維新も民主も嫌がりますから。事実交渉もしてないし。したところで比較小勢力は相手にしない。せいぜい09年の社民・国民新のように「捨て選挙区の当て馬」にさせられるのが関の山。「自民党落として“自民党”当選させ」ることでモチベーション保つことはできませんなあ。

 比例区も一本化強要論者の意のままにすれば下らないやり方させられるでしょう。まずは「統一名簿作成の段階」で当選圏に置く人数を限定する。13年参院選で「山本太郎(氏)に一本化せよ。吉良よし子(氏)は降りろ」といった方々はその論拠を「共産党は55万票しかとれない」と言い立てたものでした。そのやり方に倣えば、彼らは14年総選挙前の8議席しか譲らないでしょう。下手すればいつもギリギリ(だった)東北と新旧交代の東海も「今度こそ勝てない」「候補が変わったから勝てない」と言うでしょう。

 更に。

 小選挙区でも先のような扱いをし、比例でも「この程度だ」とうっちゃる。当然“キョフサムトフ”の不満はたまりますわ。でも動いてもらわなわんないとすれば、こういう配置もするでしょう。
 「当選圏ギリギリにキョフサムトフの候補を置く」。いくら意に沿わなくても、小選挙区で当選させ、比例区でも力注がなければ「君たちの候補は当選できないんだよ」とムチをふるう。これで「必死にやらざるを得ない」―。

 選挙協力うたう以上配慮するだろう、と?ある程度の約束ごと持った09年総選挙でさえも「大物議員」以外の社民、国民新に何しました。比例でのトレードオフ果たしたか。他党候補に力注入したか?なーんもしてねえだろ。「俺らと一緒についてりゃおこぼれ預かれるだろ」てな態度はとりましたね。反省はしてないからまた同じことやりますよ。

 ここまで腹一杯になるくらい「なんの反省のないままの一本化強要」のパターンに触れてきましたが、まだこんなものですまない。あと2つ。
 ひとつは「小選挙区における宣伝力の低下」。共闘でたたかうわけだから宣伝力の低下はないだろ言われるかもしれませんが、今まで“キョフサムトフ”が取り組んできたことが薄められるわけで。何しろ他党のあれこれも入れますからね。「尾っぽが頭振り回すな」ぐらい平気で言いますから。
 もうひとつ。一緒に選挙するとなれば同じ勢力で闘う以上“腹を割った対応”が必要に。もっと具体的に言えば「キョフサムトフ」が持つ支持者名簿や資金の提出。
 正直、社民党が近畿や東北、東京といった比例ブロックで議席とれない・争えないのは不思議なんです。自前の組織がどこまで整備できてるかはよその話なので知ったことではありませんが、人為的な流出・吸合でもない限りああまでは減らない。“協力”した09年総選挙時を境にガクンとなっていることに怪しさを感じます。「シャミントウから絞るだけ絞ったから次はキョフサムトフ」てな考え起こしても驚きません。

 ここまでずっとネガティブに書いてきました。まともに「野党共闘」願う方にしてみれば「被害妄想じゃないか、バカじゃね」ぐらいは言われそうです。

 では、一本化強要論者にいまここに書かれてきたやり方は一切しませんか…聞いてみればどうでしょう。おそらくは「絶対やらない」は言えないと思います。なぜか言えば選任的な一本化強要論にしてみれば「共産党は使い潰す」勢力だから。共産党なくなれば「唯一の市民側の政治勢力」の位置を安住化できる。適度に「財界側の政治勢力」とじゃれあって己の位置さえつかめばいい―。

 私は時々こういう挑発的な書き方をします。「何言ってんだ!そんなことはしない。杞憂だそんなもの」―言ってくれればいいです。が、もう一度言いますが、彼らは言えない。いままでの共闘論の恨み辛みだけが理由でなく、もっと深いところに反共・共産党の存在の否定があるからです。そんなものがあったからと別にまともにやってくれりゃ何も言いませんが。懸念は懸念で出して、議論のネタにしてもらえればそんでいいと考えます。
 以上記事はここまで。明日からは今年のまとめ的な記述をしていきます。長文お付き合いありがとうございました。