つなげ“希”動力-人生記録員、伊東勉のページ。

17年9月移籍、社会活動中心の記事を記していきます。

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崩される最低限―教育費から―その大元は。

 今晩は。
 決戦の日まであと4日。一歩一歩地歩を固めて歩いている所です。あっちゅう間に選挙期間も4分の3過ぎまして。新聞記事などでは様々な言われ様をしていますが、動いた分しか力にならないのは確かな話で。岩手4区でも「苛政突き進めた2人を破る」、東北比例でも「11年国政でくらしのため、東北のために走りつつけてきた共産党」により力を着けていただきたく願うものです。

 で、今日のメーンエクスプレッションですが、「崩される最低限―教育費」について記載します。当初は別な課題をやろう思いましたが変更します。

 自分が教育に関わる記事で鼻につくことが増えてきまして。ニュースで取り上げられる「エリート養成」云々。岩手でも運動神経に秀でた児童を指定する“スーパーキッズ”なんてのがありますか。その中で一所懸命やっている人には何も言うことはありませんが、これを考え付いた方には「何らかの目につく成果を見せるのに傾注するあまり、肝心の教育機会均等とか、底上げとか、そこらへんの施策をお留守にしてんじゃないよ」と警告を発したいところです。
 「ざけんなデブ!そんなことは忘れたことないんだボケ」―。
 学校の統廃合はもはや財政優先、教育受ける権利の危機が見えてくるぐらいの無茶な規模になり、より児童生徒を見やすくなる少人数学級の施策は中止の方向、奨学金はいつの間にやら教育ローンへと姿を変え、そもそもの子どもたちの親の生活レベルが下げさせられている―直接は関係ありませんが―。保育に関して言えば、規制緩和がなされてから死亡あるいは重大な事故が増えていますね。「金がかかる」から教育・保育環境に関わる整備をおざなりにして「あればいいだろ」レベルに落とす。実質的な保育、実質的な教育に目を向けず、ここでも「銭だけの費用対効果」しか求めない。収奪主義の悪弊が出ているのです。
 その「生きていくのに最低限」の学習・教育や保育を保障せずに、死人出そうが、必要な教育を逸しようが、銭ご入ってくればいいやろなんてのやられると非っ常〜う(ひっじょ〜う)に迷惑なんです。個々人にしても、社会にとっても。

 この類の「最低限の打ち壊し」、あちこちで見るようになりまして。今日最初に扱おうとしたテーマは「投票の機会均等」でした。投票日当日は朝方7時から夜8時まで。しかしその投票時間を縮めてもいい基準が緩和され6時だの7時に終わる場所も。投票所やポスター掲示板も件数が減っていると聞きます。これも「より多くの人に投票に行っていただく」ための便宜図るより、金浮かす方を取った。一事が万事この具合だから、色んな所で生きる基盤が壊される。いまはまだ踏ん張っているポジションもありますが、何れ耐えきれなくなれば崩れますよ。

 具体的中身に触れると簡単には終わらないから、「最低限」―ナショナルミニマムが崩されていると。この事を明示するだけに止めますが、企業・資産家は「税金や支出出したくない」、その意を受けた権力が「うんいいよ、代わりは市民負担」というやり方が、市民、労働者、生活者を苦しめる。これがひいては企業・資本家の脱出につながる―もの買わない所に会社は置かない―、言い換えれば自分等だけで金を抱え込むことが、「利潤をあげる場所を失わす」、それを考えれば「相応の負担」は必要なんですよ、というのを強く指摘して、この項を閉じさせていただきます。